お米のコストパフォーマンス

2019年12月6日食費

日本人と言えばお米。

昔の貧しかった頃の日本ではお米は銀シャリと呼ばれ贅沢品だったそうです。

そのお米、現代日本でのコスパはどのぐらい良いのでしょうか?

他の主食と比較して「1食あたりの価格」、「1円あたりのカロリー」を算出しました。

今の日本では炭水化物の化け物のような扱いですが、時代が変われば見方も扱い方も変わります。

お米は美味しいですしコスパに優れた主食ですので、今一度見直す機会として頂ければ幸いです。

お米のメリット

お米のメリット
お米のメリット

日本の主食として君臨しているお米ですが、最近は炭水化物を摂りすぎると「太る」と言うイメージが定着してしまい敬遠されがちです。

でもお米のメリットは沢山あります。

  • 頭の働きを助ける(デンプンが豊富)
  • ごはんは太らない
  • 長期保存が可能

まだまだありますが、順に説明します。

頭の働きを助ける(デンプンが豊富)

お米にはデンプンが多く含まれています。

デンプンは頭のエネルギー源で、体の中でデンプンをブドウ糖に変換し脳の働きを活性化します。

また、朝食の摂取が学力について良い影響を与えるという調査結果も出ていますので、なるべく朝食は摂るようにしましょう。

お米は朝ごはんに最適です。

ごはんは太らない

一時期、炭水化物を摂りすぎると「太る」と言うイメージが過度に拡散されてしまい、炭水化物の象徴としてお米が槍玉に挙げられてしまいました。

しかし、しっかり調べるとごはんは「太りません」。 ※もちろん一日5合食べたりすると太りますが・・

ごはんは粒のまま食べる為、パンや麺類に比べて消化・吸収が遅いのです。

消化・吸収が遅くなる効果として

  • お腹がすきにくく、腹もちが良い。 → 間食が少なくなる。
  • 体に脂肪を溜めるホルモンの分泌がゆるやかになる → 体脂肪の蓄積が抑えられる。

以上の事から、ご飯は太りにくい健康食と言えます。

ただし、美味しいからと言って食べ過ぎたら太りますのでご注意を。

長期保存が可能

お米は長期保存が可能です。

精米していない玄米は酸化が進みにくいので、2年くらい保存が可能です。

精米してから2ヵ月目ぐらいから味が落ち始めますので、3ヵ月程度で食べきると良いでしょう。

ただし、これと言った賞味期限があるわけではないので、余程の事が無ければ食べられなくなると言う事態にはなりにくいです。

冷蔵庫に余裕があるのであれば、お米も冷蔵庫に入れて保存しましょう。

お米のデメリット

お米のデメリット
お米のデメリット

まずメリットを挙げましたが、デメリットも勿論あります。

お米離れの原因がGI値と言われています。

まずは高GI値の食品と太る原因の因果関係をしっかり理解して太らない食事を心掛けましょう。

GI値が高い

お米のデメリットは、GI値が他の食品に比べて高いことです。

GI値とは、血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値で、この値が大きいほど血糖値が上昇しやすい食品とも言えます。

そして、毎日食べる主食と言われる米・パン・うどん等はどれもGI値が高いです。

「太る」流れ

①GI値が高い食品ばかりを大量に食べると、血糖値が上昇。

②血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌。

③インスリンには脂肪を蓄積させる働きもあるため「太る」一因となる。

食品名GI値
スパゲッティ65
白米84
うどん80
そうめん68
食パン90
玄米56
そば59

「太る」と言った現象は偏った食事を大量に継続して摂る事で起こります。

ですので、バランス良く食べれば血糖値が過度に乱高下する事もありません。

毎日のメニューに気を付けてバランスの良い食事を心掛けましょう。

炊くのが面倒

現代人は時間がありません。

炊くと美味しいし、コスパも良いし、良いことだらけなのですが・・・面倒。

サッと研いで炊飯器に入れるだけなんですけど、それすら面倒なぐらい忙しい人も多いかと思います。

でも自炊の道はお米からと言われるほど基本中の基本ですので、一人暮らしの生活費を節約するにはまずお米を炊きましょう。

ふるさと納税では「ゆめぴりか 無洗米」も人気だそうです。

お米のコスパは?1食あたりの価格、1円あたりのカロリー

お米のコスパは?1食あたりの価格、1円あたりのカロリー
お米のコスパは?1食あたりの価格、1円あたりのカロリー

日本食品標準成分表とAmazonパントリー の価格を参考に、主食のコストパフォーマンスを調査しました。

  • 価格はスーパーでもっと安いものがあるとは思いますが、Amazonで統一して、グラムあたりの価格が一番安い商品を選んでいます。
  • 容量と価格から150gあたりの価格に換算。(150gはご飯一杯分の平均的な容量で約一食分)
  • 最後にその一食分で摂れるカロリーと1円あたりのカロリーを算出。
コスパ順位分類 商品容量
(g)
amazon価格価格
/150g
kcal
/150 g
1円
/kcal
1スパゲッティ[Amazonブランド]Happy Belly スパゲッティ 1.6mm 5kg5,0001,351412486.1
2白米【精米】福島県産 白米 コシヒカリ 5kg 平成30年産5,0001,822552524.6
3うどん高尾製粉製麺 播州うどん 800g800322601582.6
4そうめん高尾製粉製麺 播州・熟めん そうめん 800g800322601913.2
5食パンヤマザキ ふんわり食パン 8枚切り×3個1,266528633966.3
6玄米【Amazonブランド】 Happy Belly 玄米 北海道産 農薬節減米 ななつぼし 5kg 平成30年産5,0002,580772483.2
7そば滝沢更科信州そば 600g600338851712.0

150gあたりの価格で比較するとパスタと白米が高コスパ。

1円あたりのカロリーで比較すると食パンが高コスパです。

パスタ以外の2位~5位は比較的同じような価格ですので、あまり大差は無いように見えます。

パスタが一番コスパ良さそうですが、パスタソースが高いので注意しましょう。

1食に100円前後のパスタソースを使うとコスパは良くないです。

やはり主食としては「お米のコスパが一番良い」でしょう。

パンはカロリーベースで高コスパですが、米や乾燥麺のように長期間の保存には向いていません。

主食は米にして、飽きたときにまとめ買いしておいた麺類や随時スーパーで安い食パンを買うのがおすすめです。

以上、お米のコストパフォーマンスでした。

1人暮らしの節約は炊飯から。

是非自炊をマスターして資産を増やしましょう!

お米も実質無料で手に入るふるさと納税

2019年12月6日食費

Posted by コスパ!