簡単3ステップ一人暮らしの節約術
一人暮らしをしている人も、これから予定している人も、今後の人生を大きく左右するのが節約です。
月1万円でも1年で12万円、10年で120万円も資産の差が出ます。
そこで今回は「簡単3ステップ、一人暮らしの節約術」について解説します。
費用対効果の高い、コスパの良い節約術を考えてみます。
しかし、闇雲に禁欲生活を送るだけでは先が見えません。
①生活費を科目毎にざっくり把握する
まずはご自身の生活費を把握しましょう。
食費、家賃、光熱費、交通費、その他雑費ぐらいにざっくりとまとめても良いでしょう。
そのうえで一般的な一人暮らしの平均値と比較して改善点を探ります。
1人暮らしの平均生活費
総務省の家計調査2018より一般的なサラリーマン単身世帯の平均値を算出
科目 | 金額 | 割合 | 「コスパ!」でのカテゴリー |
食料 | 44,606 | 24.9% | 食費 |
住居 | 27,325 | 15.3% | 家賃 |
光熱・水道 | 10,419 | 5.8% | 電気代、ガス代、水道代 |
家具・家事用品 | 4,539 | 2.5% | 家具・家電 |
被服及び履物 | 6,928 | 3.9% | 洋服・靴 |
保健医療 | 6,098 | 3.4% | 医療費 |
交通・通信 | 29,237 | 16.4% | 交通費、車、通信費 |
教育 | 0 | 0.0% | 教育費 |
教養娯楽 | 20,592 | 11.5% | 教養娯楽費 |
その他の消費支出 | 29,058 | 16.3% | 美容、雑貨、交際費、冠婚葬祭 |
消費支出合計 | 178,802 | 100.0% | 生活費 |
みなさんの生活費と比較していかがでしょうか?
住居の27,325円って安くないですか?
これは政府の統計上、持ち家の方やローンが払い終わった住居も含まれるので平均が下がるようです。羨ましいですね。
一人暮らしでも都市部に住んでいる方だと、ワンルームで7~8万が相場ですので割合が変わってくると思います。
特に若者だと初任給が安いので家賃補助が無い会社だと厳しいですよね。
あと、地方だと家賃が安い代わりに車が無いと生活ができないので車の維持費が高くつくケースがあると思います。
教育費については一人暮らしの勤労世帯なので当然ありません。
いずれにせよ、自分の生活費を科目毎に集計して平均と比べることで節約の目安となります。
上の表をExcelにコピペしてご自身の生活費を集計してみるといいでしょう。
②生活費を金額の大きい順に並べ改善点を探る
家賃や車の有無によって大きく変わると思いますが、その2つの科目を抜いても以下の科目が上位に来ると思います。
- 食料費
- その他の消費支出(美容、雑貨、交際費、冠婚葬祭)
- 教養娯楽費
- 光熱・水道費(電気代、ガス代、水道代)
食費は1日3回、朝は抜いたり、軽めに摂ったとしても2回は食べます。
それが365日ですので、年間を通して出費がかさむ項目です。
その他の消費支出は美容やお付き合いにかかる費用ですので、見栄を張り過ぎるといくらでも支出できる項目。
教養娯楽費に関しては趣味や娯楽に関する出費です。
何故かインターネット接続料やNHK受信料もこの項目に入っています。
ネット回線やNHK受信料は通信費じゃなく教養・娯楽の部類に入るのですね。
集計していて迷ったら各カテゴリーの項目を参照してください。
光熱・水道費(電気代、ガス代、水道代)は節約金額が少ないものの、食事や娯楽等の大好きな楽しみを減らす事無く取り組めるので比較的手を付けやすい項目です。
以上の項目以外にも、平均と比較して大きく平均割合を上回っていたら節約ポイントとなるのでチェックしてみてください。
③節約を実行する
これについては生き方に関わる問題ですので、捨てられるものと残すものを決めましょう。
コスパ!では各種節約を紹介していますが、節約によって得られるお金よりも時間や健康、人生の幸福感の優先順位が高いと考えます。
人生の幸福感 > 健康 > 時間 > お金
ですので、節約できても時間がかかったり健康を害したり、人生の幸福感であるご家族や友人関係を壊してまで節約しようとは思いません。
あまり無理して節約しても幸せになれないのであれば本末転倒ですからね。
例えば、美味しいものを食べるのが生き甲斐の方は食費が維持できるよう、他の項目を削りましょう。
ただ、食べすぎで太り過ぎてしまったり、糖尿病や内臓疾患につながると将来の幸福感が損なわれてしまいます。
欲を満たした先に何があるかを想像し、豊かな未来を手に入れましょう。
もう一つ例に取ると、大の巨人ファンが毎月1回東京ドームで巨人ファンの仲間達と野球観戦するのを生き甲斐としている方。
野球観戦を節約で控えたらつまらない人生になってしまいます。
趣味を通じて得られた仲間や友人は大切な財産です。
むしろ生き甲斐である野球観戦の娯楽費を無理なく支出できるよう、他の項目を節約しましょう。
ポイントは「一人でいる時のコストを下げる」です。
- 1人でいる時は冷暖房の範囲は自分の周りだけに狭める。
- 自炊をする。
- 家賃、光熱費、交通費等、毎月固定的にかかっているものを見直す。
一例を挙げましたが、一人でいる時は見栄を張る必要は無いので徹底的に節約します。
そしてそこで浮いたお金は今後の人生を豊かにするために活かしましょう。
以上、簡単3ステップ一人暮らしの節約術でした。
節約は素晴らしい人生を送る為に!