アコムのむじんくん、借りる前に・・・
急な引越しや冠婚葬祭、その他お金が必要・・・そんな時はアコムのむじんくん!
でも本当に借りなければいけませんか?
契約前・借入前にできるいくつかの方法を検討してみましょう。
アコムとは?
アコム株式会社が運営する消費者ローンのブランド名。
アコム株式会社は、2004年(平成16年)に 三菱UFJフィナンシャル・グループと戦略的業務提携・資本提携を締結し、第三者割当増資により同グループの関連会社となっています。
消費者ローン専業最大手の一角で、現在は東証一部に上場しています。(証券コード:8572)
ローン、信用保証、東南アジア事業が収益の柱で、2019年3月期の売上高は277,069百万円、当期純利益は37,781百万円、総資産はなんと1,301,908百万円です・・・総資産が1兆3千億円なんて凄いですね!
社名のアコム(acom)は、以下の頭文字を纏めた造語になっているそうです。
- Affection(愛情)
- Confidence(信頼)
- Moderation(節度)
一昔前の消費者金融イメージを良いほうに変えた一企業でもあります。
現在のCMキャラクターは、渡部篤郎さん、佐藤美希さん、前田敦子さんです。
アコムの金利
アコムに限らず、どこのクレジットカード会社も年収や勤務状況による信頼度で金利が変動します。
貸金業の上限金利は利息制限法上以下のように決められていますので、少額だと20%以上になることは通常ありません。
元本10万円未満:年20%
元本10万円以上100万円未満:18%
元本100万円以上:15%
ですので、一概に何%の金利になるかは言えませんが、年収400万円前後だと10%以下になるのはまれだと思います。
ですので、初めての借り入れでは18%が適用される方が多いと思いますが、10万円を一か月借り入れた場合のシュミレーションをすると以下の通りとなります。
金利10%:10万円×10%÷365日×30日=821円
金利15%:10万円×15%÷365日×30日=1,232円
金利18%:10万円×18%÷365日×30日=1,479円
金利18%だと一か月で1,479円ですが、アコムはローンの借入残高に一定の割合(定率)をかける定率リボルビング方式を採用しています。
アコムに限ったことではありませんが、返済期間が長くなればなるほど支払総額が増える、いわゆる「雪だるま式に増えていく」ので注意しましょう。
アコムのむじんくん
アコムのむじんくんと言えば「セイン・カミュ」ではないでしょうか?
当時の「ラ・ラ・ラ、むじんくん♪ ラ・ラ・ラ、むじんくん♪ 」のフレーズは今でも耳に残っています。
今では日本全国で利用されている「むじんくん」でのカード契約。
実はアコムが「自動契約機」を初めて開発した会社だそうです。
さぞこの特許で莫大な利益を生み出していると思いきや、特許取得については当時の社長木下恭輔氏が業界発展の為に特許取得の手続きを見送ったそうです。
このおかげで日本の消費者は至る所で無人でスピーディーにカード発行が可能になっています。
アコムが「むじんくん」ならプロミスは「即発」、モビットは「すぐモビ」ですね!
現在の「むじんくん」はカード発行や変更契約等を行え、新規受付は「クイックむじん」を全国各地に展開しています。
※ATMが併設されている「むじんくん」ですが「クイックむじん」にはATMは設置されていません。
契約前・借入前の検討事項
その借金、本当に必要ですか?
明日までに30万用意しないといけないけど、貯金が無い。と言うならどうしようもないかもしれませんが、引越しや結婚式での出費であれば通常1か月以上前にわかっています。
期間があるなら今のうちからできることを検討しましょう。
引越しなら、以下の項目を検討しましょう。
- 本当に引越しが必要か?
- もっと良い条件の物件が無いか?
- 引っ越し費用を少しでも安くできないか?
引越しに限らず、出費に対して「本当に必要か?」「少しでも安くできる方法は無いか?」を検討する癖を付けて、節約志向で考えましょう。
ただし、大事な友人の結婚式であればご祝儀をケチる事はできません。
今のうちから少しでも節約してお金を貯め、足りない分はバイトなり副業なりで補ってください。
週一で1万円稼げば、月4万です。
この方法である程度の出費についてはカバーできると思いますので、間違ってもクレジットカードの換金等、金融ブラックになるような事はやめましょう。
以上、「アコムのむじんくん、借りる前に・・・」でした。
借り入れは一度行うと癖になりますし、金利と言う名目で何もしていないのに毎月お金が消えていくのは悲しいですよね。
「ご利用は計画的に」の前に、計画自体をまず見直しましょう。